タブレット教育が流行りになってきていますね。確かに紙に書く勉強法と比較して、タブレットの方はカラフルで子どもの興味を引き出します。
ですが、親として心配することもあるのではないでしょうか?子どもにタブレットを与える年齢は何歳からでいいか、デメリットの方が多いのではないかなどです。
さすがに情報が溢れている現代は、タブレットなどを与えないで子どもを育てることは難しいでしょう。ですが、タブレット学習はデメリットがあれば良い点もたくさんありますので、両方を理解した上で購入を検討すると良いです。今回は流行りのタブレット学習の効果やメリットについて説明し、購入上の注意点について解説します。
記事の内容
タブレット学習のメリット
子どもはタブレットやスマホが大好きですね。多くの企業はその特徴をつかみ、遊びのためではなく、学習のために利用できるタブレットを発売しています。最近のタブレット学習は優れているものもありますので、そのメリットを簡単まとめたいと思います。
ゲーム感覚で勉強ができる
勉強があまり好きじゃない子どもがたくさんいます。無理やり勉強させることとはあまり効果的ではありません。特に幼児や小学生の場合はそうです。まだ勉強の必要性がよく理解できず、長く勉強に集中できないからですね。
そこでタブレット学習はゲーム感覚で子どもを教育させます。実際には勉強していると気付かないで進んでいる子がたくさんいますので、子どもが勉強嫌いのではないかと心配している親は利用してみると良いですね。
子どもの関心を引き出す
子どもは勉強のモチベーションが大切です。近年のタブレット教育は課題を出すだけではなく、できたご褒美としてポイントやコインを与えたり、たまったポイントはまた商品やサービスに交換できる仕組みが多いです。子どもに勉強し続けるモチベーションを与えます。
ただ数字が並んでいるドリルと違って、最近のタブレットはかわいい絵を利用して、子どもの興味をひきやすくするように工夫しています。また、紙の勉強法と異なり、教材に音声や動画を使用できるため、より面白い内容が作れます。
場所を選ばない
いつでもどこでも勉強できることは特徴的ですね。タブレットは場所をとらないので、持ち運びが簡単にできるし、教材・鉛筆・消しゴムといったセットに必要なく、タブレット1台さえあればどこでも勉強ができます。
フィードバックと復習は可能
普通の学習方法の場合、添削の必要があります。なので、どこか間違っていたら、すぐに間違いしたところがわからないためフィードバックが難しくなります。それと比べてタブレット学習は回答が正しければすぐに教えてくれます。逆に間違った場合には正解を提示するのではなく、もう少し考えさせたり、問題の解き方の工夫を教えたりする教材もあります。
また、タブレットがあればいつでも復習が可能です。動画で学ぶ教材であれば、つまずいた時点でもう一度説明動画を見たり、解き方がわすれた問題を復習したりすることができます。
タブレット学習は本当に効果的?
タブレット学習は紙の勉強法よりも様々な優れた点があるかもしれませんが、効果に関して言うと紙より良いというわけではないですね。結局タブレットにしても、紙のドリルにしても、勉強は続けることが大切なので、他の勉強法と同じように続けない限り効果がありません。
子どもは勉強のモチベーションがあって紙の勉強法でも良いのであれば、わざわざタブレットに切り替える必要がありませんし、勉強の効果がより上がるとは思えません。
ですが上に述べたように、ゲームの感覚で学習ができるため、「紙よりもよく覚える」という効果ではなく、「紙より興味を持つ」という効果は期待できるかもしれません。ですが、子どもによってどの教材は合うかわかりませんので、効果的な教材に出会うため複数のタブレット学習を試してみると良いでしょう。
購入上の注意点
近年のタブレット教材は様々なメリットがあることについて説明しました。ですが、実際に教材を選ぶ際にどのようなことを気をつければ良いでしょうか?タブレット学習を検討するときの注意点を紹介したいと思います。
勉強以外の使い方に注意
タブレット学習を大きくわけると、専用タブレットを使っている学習と、普通のタブレットで利用する学習にわけることができます。専用タブレットを選ぶなら値段がやや高めになってしまいますが、基本的に専用のソフトしか使えない工夫がされているので、子どもは途中に勉強以外のことをやってしまう可能性がほとんどありません。
一方、普通のタブレットで利用できる教材の方は値段が安く、親の古いタブレットをそのまま利用できるので魅力的に感じます。ですが、タブレット学習はwi-fiを必要としているので、インターネットがないと勉強できないことがほとんどです。インターネットにつながっている専用ではないタブレットの場合、子どもは途中にYouTubeを見たり、関係のないゲームをしたりする可能性がありますので、教材を選ぶときにこの点に注意しましょう。
タブレット依存に注意
やはりゲーム感覚になっているソフトを利用していると、子どもはハマってしまう可能性があります。タブレット依存になることも考えられるし、長時間利用は目に悪いと心配する親がいるでしょう。
教材を選ぶ際に1日の目安利用時間に注意しましょう。長すぎる教材や特に時間が決まっていないものについては、購入前にちゃんと確認するようにしましょう。
教材の課題に注意
子どもの回答は正解の場合、タブレット教材ならすぐ正解だったことを教えてくれるためフィードバックはしやすいと述べましたが、反対に正解ではなかったこともすぐわかります。もし出されている課題は選択肢があったら、前回と違う選択肢を選べば次に進めることに、賢い子ならすぐ気付きます。楽に進める方法があれば、ポイントを狙って次々と進んでしまいますが、勉強の効果が全くありません。
教材を選ぶ際、課題の内容と選択肢の有無に注意しましょう。基本的に選択肢のない、回答を自分で入力する必要がある教材を選ぶようにしましょう。
合う合わない問題に注意
親が選んだ教材は親の目線で大変いいものかもしれませんが、子どもに合うと限らないです。子ども自身が使ってみないとわからないことがよくあります。タブレット学習は1年契約のものが多いので、お試し期間がない教材に注意しましょう。せっかくお金を支払い、専用タブレットが届いたのに、子どもに合わなかったら全く意味がありません。
1週間で良いので、お試しができるタブレット学習を選択すると良いです。また、参加した人がその場で教材を試せるイベントを開催する会社が多いため、見かけた場合に一度使ってみるといいでしょう。
きっと大丈夫!まとめ♪
最近のタブレットの特徴についてまとめてみました。いかがだったでしょうか?
やはり我々はIT時代に生きていることもあって、タブレットを用いた勉強法は全く珍しくありません。逆に、従来の紙を使った勉強よりもメリットがたくさんありので、タブレット学習のいいところを理解した上で利用すると大変効果的です。
ただ、メリットだけではなく、タブレットならの気を付けるところがあります。大事なポイントを紹介しましたので、子どもにタブレット学習を選ぶ際に注意して決めましょう。タブレット教材のメリットをいかして教材を選択するといいですね。