父親の家事・育児時間がなかなか伸びない我が国ですが、多くのママはワンオペ育児をしています。共働き家庭なら、ワンオペ育児の負担について聞く機会が多いと思いますが、専業主婦家庭の場合はどうでしょうか?
専業主婦なら、ワンオペ育児が当たり前だと思っている人が多いのではないでしょうか?でも専業主婦ももちろん育児ストレスがたまるし、全部一人で回すのが辛いです!
そこで今回は少しでもワンオペ育児の負担を減らす方法をまとめてみましたので、悩んでいる方はぜひご一読ください。
記事の内容
たまにでも子供を預ける
ファミリーサポートセンターを利用
専業主婦だからこそ、家族の色々なサポートをしようと頑張り過ぎる傾向にあるので、普段から不満を我慢している方が多いです。そこで少し自分だけの時間を持つと、また家族のために頑張ろうと思えるようになります。
そのためにファミリーサポートを利用して、自分の時間を作ると良いでしょう。過ごし方は自由です。買い物・美容院・カフェなど、ほんの1~2時間でもいいので、息抜きする時間があれば元気がもどります。
たとえ環境によってワンオペ育児にならざるを得ない状況であっても、少しはリラックスできます。子ども以外の大人と話す機会が増えたら、色々な情報をもらい、社会との繋がりを感じます。おかげで少し前向きに考えられるようにもなるのではないかと思います。
私は地元のファミリーサポートセンターを利用しています。
我が家は専業主婦家庭ですが、夫の帰りが遅く平日の家事育児を1人で行っています。また、我が家や夫も妻も地元出身者ではないため両親の援助も受けられず、また地元に友人もいないため頼る人がいません。
そこで、ファミリーサポートセンターに登録しています。妻の体調が悪い時や、妻がリフレッシュのために遊びに行きたい時にファミリーサポートセンターを利用して、地元の高齢者の方に子どもの面倒を見てもらったりしています。何度も同じ方にお願いしているので、信頼関係ができ、依頼内容以外の相談にのってくれたり、地元の情報(どこの学校がいい、どこの病院がいい)を教えてくれるようになりました。料金も安い上に、相談にものってくれるので精神的な支えにもなってくれます。
Pさん、30代、女性
休みの日でもパパに預ける
ワンオペ育児は、24時間子供といる生活で、見たいテレビ番組を見る、食べたいものを食べるといった子供が生まれるまで普通にできていたことができない生活です。
夫の帰宅が遅く、その日にあった出来事も話せないままになることも多くなります。その日々の小さなストレスをどこかで解消しなければいけません。
それには一度ママである自分をリセットすればいいのです。夫に子供を預け、出かけましょう。特別な場所でなくてもよいのです。近所のスーパーでさえ、1人で買い物に出かけると、いつもは素通りだった花を選び、自分のためのケーキを買い、そこがいつも子供と急いで買い物をする空間でなくなるはずです。
自分のペースで気にすることなく行動するのがとても楽に感じられるでしょう。慣れてくると、映画館にいくこともおすすめです。まずは、小さな鞄1つで外に出てみましょう。リフレッシュして子供に接することができます。
Mamao
ママ友に預ける
2年前近くにNHKスペシャルでも特集された「ママたちが非常事態」にもあったように、元来、子供を産んだ母親は周りの協力無くして子育てをすることが出来ない。誰かに預け、自分自身のプライベート(仕事でも、趣味でも)と並行しながらでないと心穏やかな育児は不可能だということを、母親はもとよりその周囲の人達も知っておく必要があります。
そしてもちろん預けるにあたって一番大切なのは「信頼できる相手に預ける」ということ。信頼できない相手に預けると母親の心が休まらないですね。
もちろんパパに預けることは良いですが、週末でもパパに頼れない家庭が多いのではないでしょうか?その場合、仲の良いママ友が作れると良いでしょう。人づきあいが苦でないならば、児童館や公園でママ友を作り預けあう。それが苦手ならば少しのお金を払ってでもシッターさんに頼む方法を検討すると良いでしょう。
そして、預けることを悪いことだと思わないこと。ストレスフルな母親だけで育児することは、子供にとっても良くないことだと周知して欲しいです。
家事・育児頑張り過ぎないこと
まずは考え方を変える
ワンオペ育児に日々奮闘している方々は、とても頑張り屋さんだと思います。
毎日の家事(掃除、洗濯、料理、買い出しなど)や育児(おむつ替え、授乳、遊び相手、散歩など)を、夫のいない間に【きちんと完璧に終わらせなければいけない】と思わないことが大事です。
掃除は毎日ではなくてもいい。汚くても大丈夫です。来客予定がある日だけ、しっかりやる。洗濯物はなんとか干して、乾いてから取り込んだあとは畳まない収納にしてみる。料理はお惣菜を買ってもいいし、旦那さんが休みの時に子供のお世話を頼み、その間に作り置きなどしてもいいです。
とにかく、家の事ちゃんとやるのは諦めるという考えを持つことが大事です。育児は思うようにいかないことが多いので、自分の息抜きが大事です。
家事の負担を減らす
言うまでもないですが、育児だけでもとても大変なので、なるべく家事の負担を減らしましょう。時短家事のコツを覚えて、できるだけ早く済ませるようにしましょう。

例えば、買い物はネットスーパーを利用すると良いでしょう。ネットスーパーだと、自由な時間に買い物ができます。子どもが寝ている間等に、ネットで買い物を済ませられるので、とっても便利です。
また、子連れで買い物をしなくても、自宅に品物が届くことがありがたいです。子連れでの買い物には、苦労が付き物ですよね。子どものグズリ等で、ママはクタクタに疲れ果て、ひどい時には、目的の品物さえ買えずに帰ってくる…なんて経験をしなくてもいいのです!ネットスーパーなら、子どもを抱っこしながら、重い荷物を持って帰る必要もありません。
子どもや自分が体調を崩し、買い物に行けない時でも、自宅で商品を受け取れることです。「いざという時でも、ネットスーパーを使えば大丈夫!」という安心感は、ワンオペ育児中で心細い思いをしているママの、物理的負担だけでなく、精神的負担をも減らしてくれるでしょう。
夕飯の準備にはDVD
食事準備の時は子供と二人きりは大変です。特に夕食準備の場合は、ちょうど子供も一日の疲れが出てきてぐずり出します。「黄昏泣き」の時間です。とにかくママとベッタリです。疲れている上にお腹も空かせてますので、ご飯を与えないと益々状況は悪化の一途を辿ります。子供の疲労と眠気と空腹のトリプルの時間帯は、ママにとにかくベッタリしたがります。一日のワンオペ育児の一番といってもよい大変な時間の到来です。
そんな時には子供が好きな乗り物や動物・キャラクターのDVDに頼ってしまいましょう!子供にユーチューブやテレビをできるだけ見せないようにしている方が多いと思いますが、テレビやDVDの力を借りないとワンオペを回すのが大変過ぎます。
テレビやDVDを見せている自分が悪いという意識を持たないことは大事です。もちろん一日中となったら困りますが、食事準備の30分あるいは1時間なら頼りましょう。
ストレスをためない方法を探す
ワンオペ育児の場合、子育てでストレスが溜まり大変だと思う方が多いかもしれません。しかし現実は少し違います。原因は子育てそのものではなく、毎日毎日閉鎖された「家」という空間で子供と二人きりでいることです。
まともな会話は期待できないし、自分のやりたい事もうまく出来ず、日々の家事に追われています。世間では子育てがしにくい空気の中で日々神経をすり減らしながら、時には怒りたくない時も人目を気にして怒ったり、子供が癇癪をおこさないように機嫌をとったり、仕方ない時は逃げるように帰ってきたりしているのです。
そんな中で心の一番奥底で自分はいいお母さんなんだろうか、この育児は本当にあっているのだろうか、こんなことで弱音を言ってはいけない等を悩みながら、日々もっと頑張らなければと思っているお母さんが大多数だと思います。
つまり子供のせいで大変なのではなく、お母さん自身の問題なのです。そんなお母さんがストレスを解消できる方法を知っていると子供に対しても夫に対しても良い影響を与えられるでしょう。ご自分に合うストレス解消法を見つけて、定期的にリフレッシュするようにしましょう。

まとめ
専業主婦家庭でワンオペ育児となると、精神的な負担は相当なものだと思います。家事をこなして、24時間代わりのきかない育児をするのは本当に大変です。
やはり、たまには子供を預けることは大事です。自由な時間を過ごしてリフレッシュできたら、ママの体調も気分も変わってきます。もちろんパパに見てほしいですが、できない場合はママ友やファミリーサポートセンターを利用すると良いでしょう。
他には家事の量を減らすことや自分に合うストレス解消法を見つけることです。
ただ、やはり考え方は大事です。自分を責めないで、完璧なママを目指さないようにしましょう。
私は私。こんな日もある!
と思い切ってしまえば気が楽になるはずです。